前人未到
ぜんじんみとう
四字熟語の意味
今まで誰も到達したことがないこと。誰も成し遂げたことがない偉業。
由来・語源
「前人」は以前の人々、「未到」はまだ到達していないこと。未踏の境地を表す。
用例
- “前人未到の記録を打ち立てた。”
類義の四字熟語
英語訳
Unprecedented; uncharted territory
使うシーン
参考文献
- 新村出 編『広辞苑 第七版』岩波書店, 2018年
- 松村明 編『大辞林 第四版』三省堂, 2019年
- 三省堂編修所 編『新明解四字熟語辞典 第二版』三省堂, 2020年
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関連する四字熟語
空前絶後
くうぜんぜつご
これまでに先例がなく、これからも類例が現れないだろうほど非常にまれな事柄のこと。「空前」は前例なし、「絶後」は後例もなしを意味し、組み合わせることで前後に例を見ない唯一無二の出来事を表す。良い事柄にも悪い事柄にも使えるが、現代では主に際立った業績や出来事に使われる。「前代未聞」と似ているが、前代未聞が「聞いたことがない驚き」に重点を置くのに対し、空前絶後は「前後ともに例がない希少性」に重点を置く。
登竜門
とうりゅうもん
ある分野で次の舞台へ進むための、よく知られた難関や入口のこと。難しい試験や選考であっても、通過後に活動の場や評価の機会が大きく開ける場合に「〜への登竜門」と言う。単に手続きが面倒、競争率が高いというだけの障害には使いにくい。たとえば新人賞が出版の機会につながる、代表選考が上の大会への道を開く、といった関係を表すのに向く。「登竜門とされる」「〜への登竜門」の形で、突破した人を過度に成功者扱いせず、これから挑戦する入口だと示せる。すでに専門家として認められた後の栄誉なら「到達点」や「勲章」のほうが近い。
前後不覚
ぜんごふかく
前後の区別がつかなくなるほど、正常な判断力を失うこと。意識が朦朧とすること。
虎穴に入らずんば虎子を得ず
こけつにいらずんばこじをえず
危険を冒さなければ大きな成果は得られないということ。
大器晩成
たいきばんせい
本当に大きな才能や人物は、早くに頭角を現すよりもじっくり時間をかけて大成するということ。老子の哲学に基づく言葉で、若いうちから目立たなくても将来的に大きく花開く可能性を示す。早熟な才能より時間をかけて育つ大きな器の価値を説く。「若い頃は目立たなくていい」という励ましの意味で使われることが多く、早期に結果を求める現代社会への静かな反論としての意味合いも持つ。
至れり尽くせり
いたれりつくせり
相手への配慮が隅々まで行き届き、足りない点が見当たらないこと。宿泊、接待、案内、支援などを褒めるときに使う。品物や設備が多いだけでなく、受け手に必要なことが不足なく整っている、という評価を含む。この辞典での使い分けでは、気づきにくい要望まで満たす働きを強く言うなら「痒い所に手が届く」、説明や応対の親切さに焦点を置くなら「懇切丁寧」が近い。豪華さだけを理由に使うと、配慮という中心がぼやける。表記は「至れり尽くせり」であり、「至り尽くせり」ではない。
驥足を展ばす
きそくをのばす
優れた才能や能力を十分に発揮すること。隠れていた能力が存分に発揮される機会を得ることを指す。
千里の道も一歩から
せんりのみちもいっぽから
どんなに大きな事業や遠い目標でも、まず身近なことから着実に始めることが大切だということ。始めることの重要性と、一歩一歩の積み重ねを説く表現。壮大な計画の前に及び腰になっている人への励まし、あるいは行動を促す言葉として使われる。長い旅も足元の一歩からというイメージが明快で、動き出すことを後押しする力がある。