故事成語
先憂後楽
せんゆうこうらく
意味
人より先に心配し、人より遅れて楽しむこと。指導者・為政者は民より先に憂い、民が楽しんだ後に自分が楽しむべきだという精神を指す。
由来・語源
中国・北宋の范仲淹が著した『岳陽楼記』の「天下の憂いに先んじて憂い、天下の楽しみに後れて楽しむ(先天下之憂而憂、後天下之楽而楽)」に由来する。すぐれた人物は自分の利益よりも公の責任を優先すべきだという理念を表している。東京の後楽園の名もこの言葉に由来する。
例文
- “先憂後楽の精神でリーダーとして組織の問題に率先して向き合った。”
- “先憂後楽という言葉通り、自分の楽しみは後回しにして仕事に打ち込んだ。”
- “先憂後楽を体現するリーダーは、組織の信頼を集める。”
類義語
滅私奉公公に尽くす
対義語
私利私欲楽をして後で苦労する
英訳
Be the first to worry and the last to enjoy; put public interest before personal pleasure
場面・テーマ
受験頻出スピーチビジネス
参考文献
- 新村出 編『広辞苑 第七版』岩波書店, 2018年
- 松村明 編『大辞林 第四版』三省堂, 2019年
- 尚学図書 編『故事ことわざ辞典』小学館, 2012年