故事成語
三顧の礼
さんこのれい
意味
優れた人材を迎えるために、礼を尽くして何度も訪問すること。目上の人が人材を丁重に招くことを指す。
由来・語源
中国の『三国志』蜀書・諸葛亮伝と『出師表』に由来する。蜀の劉備が隠者・諸葛亮(孔明)の才能を聞き、その草庵を三度訪ねてやっと会うことができた故事から。孔明はこの時の礼を生涯忘れず、劉備のために粉骨砕身仕えた。人材登用において礼を尽くすことの重要性を示す故事として広く知られる。
例文
- “三顧の礼を尽くして有名コンサルタントを招聘した。”
- “三顧の礼で迎えた人材が、会社を大きく変えた。”
- “三顧の礼と言わずとも、誠意を持って人を口説くことは大切だ。”
類義語
礼を尽くして招く熱心に勧誘する
対義語
軽んじるおざなりに扱う
英訳
Repeated courteous requests; go out of one's way to recruit talent
場面・テーマ
受験頻出ビジネススピーチ
参考文献
- 新村出 編『広辞苑 第七版』岩波書店, 2018年
- 松村明 編『大辞林 第四版』三省堂, 2019年
- 尚学図書 編『故事ことわざ辞典』小学館, 2012年