故事成語
覆水盆に返らず
ふくすいぼんにかえらず
意味
一度してしまったことは取り返しがつかないということ。こぼれた水はもとの器に戻らないように、過去の失敗は元に戻せない。
由来・語源
中国の故事に由来する。周の太公望(姜子牙)の逸話とされる。太公望の妻は貧しい生活に愛想を尽かして離縁した。のちに太公望が周の功臣として栄えると、元妻が復縁を求めた。太公望は盆の水を地面に流し「この水をもとに戻してみよ」と言い、復縁を断った。一度壊れた関係は元には戻らないという意味で広まった。
例文
- “覆水盆に返らずというように、信頼を失うのは一瞬だ。”
- “一度公開した情報は取り消せない。覆水盆に返らずだ。”
- “失言してしまった後で後悔しても、覆水盆に返らずだ。”
類義語
後悔先に立たず取り返しがつかない
英訳
There is no use crying over spilt milk; what's done is done
場面・テーマ
受験頻出日常会話スピーチ
参考文献
- 新村出 編『広辞苑 第七版』岩波書店, 2018年
- 松村明 編『大辞林 第四版』三省堂, 2019年
- 尚学図書 編『故事ことわざ辞典』小学館, 2012年