故事成語
杞憂
きゆう
意味
取り越し苦労のこと。心配する必要のないことをくよくよ心配すること。無用な不安を指す。
由来・語源
中国の『列子』天瑞篇に由来する。古代中国の杞という国の人が、天が崩れ落ちてきたらどうしようかと心配して夜も眠れず食事も取れなかったという故事から。知人が「天は気の集まりだから崩れない」と説明してやっと安心したという。杞の国の人が無用な心配をしたことから、取り越し苦労を「杞憂」と言うようになった。
例文
- “心配していたプレゼンは大成功で、杞憂に終わった。”
- “地震が来るかもしれないと毎日怯えるのは杞憂だろうか。”
- “彼が倒れるのではないかという心配は杞憂で、今も元気に働いている。”
類義語
取り越し苦労無用の心配
対義語
正当な懸念的中
英訳
Needless worry; vain anxiety
場面・テーマ
受験頻出日常会話
参考文献
- 新村出 編『広辞苑 第七版』岩波書店, 2018年
- 松村明 編『大辞林 第四版』三省堂, 2019年
- 尚学図書 編『故事ことわざ辞典』小学館, 2012年