故事成語
五十歩百歩
ごじっぽひゃっぽ
意味
差はあっても本質的には同じであること。程度の差はあっても、どちらも同じような欠点や問題を持っていることを指す。
由来・語源
中国の『孟子』梁恵王章句上に由来する。梁の恵王が「自分は民のために尽くしているのに人口が増えない」と孟子に問うたとき、孟子は戦場から逃げた兵士の話で答えた。五十歩逃げた兵が百歩逃げた兵を臆病者と笑うのはおかしい、と指摘して、恵王の政治も隣国とたいして変わらないと説いた。
例文
- “あの二人の言い争いは五十歩百歩で、どちらも非があると思う。”
- “二つの製品を比べても五十歩百歩で、品質に大きな差はない。”
- “彼と彼女の成績は五十歩百歩だから、どちらが優れているとも言えない。”
類義語
どんぐりの背比べ目くそ鼻くそを笑う
対義語
雲泥の差月とすっぽん
英訳
Six of one, half a dozen of the other; There's little to choose between them
場面・テーマ
受験頻出日常会話スピーチ
参考文献
- 新村出 編『広辞苑 第七版』岩波書店, 2018年
- 松村明 編『大辞林 第四版』三省堂, 2019年
- 尚学図書 編『故事ことわざ辞典』小学館, 2012年