故事成語
蛇足
だそく
意味
余計なもの、不必要な付け足しのこと。あってもなくてもよい余分な事柄を指す。
由来・語源
中国の『戦国策』斉策に由来する。楚の国のある人が召使たちに一本の酒を与えたが、全員には足りなかった。そこで地面に蛇を描いた者が酒を飲めるという競争をした。一番早く描き終えた者が、まだ時間があると思い蛇に足を描き加えた。するとその間に別の者が描き終えて酒を取り、「蛇には足がない。これは蛇ではない」と言った。余計なことをした結果、勝利を失った故事から。
例文
- “この説明は蛇足だが、念のため補足しておく。”
- “結論が出た後の追加説明は蛇足になってしまった。”
- “せっかく完成した企画書に無用な情報を加えて蛇足になった。”
類義語
余計なお世話屋上屋を架す
対義語
画竜点睛必要不可欠
英訳
Superfluous addition; gilding the lily
場面・テーマ
受験頻出日常会話ビジネス
参考文献
- 新村出 編『広辞苑 第七版』岩波書店, 2018年
- 松村明 編『大辞林 第四版』三省堂, 2019年
- 尚学図書 編『故事ことわざ辞典』小学館, 2012年