手を抜く
てをぬく
慣用句の意味
いい加減にやること。本来やるべき手順や努力を省略すること。
言葉の成り立ち
辞書は「必要な手間を省く」「すべきことをしないで手数を省く」意味を載せ、『けいせい伝受紙子』(1710)の用例を挙げる。歴史的な語源は今回の資料では確定できない。
用例
- “手を抜いた仕事は必ずバレる。”
似た慣用句
対になる慣用句
英語表現
To cut corners
使う場面
参考文献
編集の基本参考文献
- 新村出 編『広辞苑 第七版』岩波書店, 2018年
- 松村明 編『大辞林 第四版』三省堂, 2019年
- 米川明彦・大谷伊都子 編『日本語慣用句辞典』東京堂出版, 2005年
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関連する慣用句
手を尽くす
てをつくす
あらゆる手段を試みること。できることを全てやること。
腕を振るう
うでをふるう
技量を十分に発揮すること。得意な技術を存分に見せること。
暖簾に腕押し
のれんにうでおし
いくら力を入れても手応えがなく、張り合いがないこと。
善は急げ
ぜんはいそげ
よいと思ったことは、ためらわずすぐに実行すべきだということ。
喉から手が出る
のどからてがでる
欲しくてたまらないこと。手に入れたい気持ちを抑えきれず、体のほうが先に動き出しそうなほど強い欲求を表す。品物だけでなく、人材・情報・時間など形のないものにも使う。「喉から手が出るほど」の形で程度を強める使い方が大半で、「喉から手が出た」と言い切る形はまず使わない。欲しがっている当人の切実さを言う言葉なので、他人の欲を責める場面には向かない。
水を差す
みずをさす
うまくいっている物事や盛り上がっている雰囲気を邪魔すること。
優柔不断
ゆうじゅうふだん
ぐずぐずとして決断力に欠けること。「優柔」は気が弱く柔らかい性格を、「不断」は決断できないことを指す。性格的な特徴として用いられることが多く、批判的なニュアンスを帯びる。重要な局面で決断を先延ばしにする傾向を表す言葉。リーダーや上司に用いると批判的なニュアンスが強くなるため、使う場面と相手関係には注意が必要。反省や自省の文脈でも「自分の優柔不断を克服する」という形で使われる。
足を引っ張る
あしをひっぱる
他人の仕事や努力を妨害したり、成功を阻んだりすること。チームや組織全体の前進を遅らせる邪魔な行為を指す。嫉妬や競争心から、前進しようとしている人を意図的に引き止めようとする様子を表す言葉。意図的な妨害のみならず、結果として足かせになってしまう状況にも使われる。一人の行動が集団全体の動きを鈍らせる場面で特に使われる表現。