言葉辞典
四字熟語

絶体絶命

ぜったいぜつめい

四字熟語の意味

どこにも逃げ場がなく、手も足も出ない窮地に追い込まれた状態。日常会話では軽い場面にも誇張して使われる。

由来・語源

辞書は「絶体」「絶命」を九星術の凶星名として説明し、逃げ場のない切迫した状態を意味するとする。『精選版日本国語大辞典』は『軽口露がはなし』(1691)の用例を挙げる。陰陽五行の凶方位、身体や生命を失う細部、中国の堪輿との同一視、日本への伝来時期や普及史は今回の資料では確認できない。

用例

  • “崖際まで追い詰められた主人公は絶体絶命の状況に置かれた。”
  • “試験前夜に教科書を忘れてきたとわかって、絶体絶命のピンチだと思った。”
  • “経営危機で銀行も融資を断った絶体絶命の状況で、意外な支援者が現れた。”
  • “絶体絶命と思われた局面から逆転勝利をつかみとったのが今日のヒーローだ。”
  • “記者会見で失言が相次ぎ、大臣は絶体絶命の状況に追い込まれた。”

類義の四字熟語

万事休す(ばんじきゅうす)窮地(きゅうち)四面楚歌(しめんそか)八方ふさがり

対義の四字熟語

安泰(あんたい)盤石(ばんじゃく)起死回生(きしかいせい)

英語訳

"With one's back to the wall." / "In desperate straits."

使うシーン

日常会話スポーツ文学受験頻出

参考文献

このページで確認した資料

意味・由来の記述は、次の資料を照合して編集しています。

編集の基本参考文献

  • 新村出 編『広辞苑 第七版』岩波書店, 2018年
  • 松村明 編『大辞林 第四版』三省堂, 2019年
  • 三省堂編修所 編『新明解四字熟語辞典 第二版』三省堂, 2020年

四字熟語をもっと調べたい方へ

PR

※ このボックスのリンクにはアフィリエイト広告が含まれます

関連する四字熟語

慣用句

切羽詰まる

せっぱつまる

事態が差し迫って、どうにもならなくなること。追い詰められること。

故事成語

四面楚歌

しめんそか

周囲をすべて敵に囲まれ、孤立無援の状態であること。味方が誰もいない、完全に追い詰められた状況を指す。ビジネスや政治の場では、反対者や批判者に四方から囲まれた状態の比喩として使われる。支持者が誰もいなくなった窮地を表すほか、自分の意見や立場が全方向から否定され、身の置き場がなくなった状況にも用いられる。

慣用句

尻に火がつく

しりにひがつく

事態が切迫して、のんびりしていられなくなること。

四字熟語

縦横無尽

じゅうおうむじん

あらゆる方向に自由に動き回ること。思う存分に活躍すること。

慣用句

頭を抱える

あたまをかかえる

難しい問題や困った状況に直面して、どうすればよいかわからず深く悩むこと。文字どおり両手で頭を抱えるような、深刻な困惑・行き詰まりの状態を表す言葉。解決策が見つからない焦りや絶望感を身体動作に例えた表現で、仕事・家庭・人間関係などあらゆる困難な場面に幅広く使われる。英語の「at one's wit's end(万策尽きた)」に対応する表現。

四字熟語

万死一生

ばんしいっしょう

ほぼ助かる見込みのない危険な状況の中で、かろうじて命をつなぐこと。

故事成語

自縄自縛

じじょうじばく

自分の言葉や行動が原因となって、自分自身が苦しい立場や束縛された状態に陥ること。まるで自分で縄を縛って自分を動けなくしてしまうように、自ら招いた制約に苦しむ様を表す四字熟語。過去の発言・主張・ルールが後から自分の行動の自由を奪う状況を指し、政治・ビジネス・日常の言動全般に広く使われる。自業自得の中でも特に「言動が自分を縛る」という構図に焦点を当てた表現。

四字熟語

五里霧中

ごりむちゅう

方向が分からず見通しが全く立たないこと。どうしてよいか分からない状態。

運営: テックジョイント株式会社 | サイトについて | プライバシーポリシー