言葉辞典
四字熟語

空前絶後

くうぜんぜつご

四字熟語の意味

これまでに先例がなく、これからも類例が現れないだろうほど非常にまれな事柄のこと。「空前」は前例なし、「絶後」は後例もなしを意味し、組み合わせることで前後に例を見ない唯一無二の出来事を表す。良い事柄にも悪い事柄にも使えるが、現代では主に際立った業績や出来事に使われる。「前代未聞」と似ているが、前代未聞が「聞いたことがない驚き」に重点を置くのに対し、空前絶後は「前後ともに例がない希少性」に重点を置く。

由来・語源

「空前」は前例がないこと、「絶後」は後にも起こりそうもないことを表す。『精選版日本国語大辞典』は福沢諭吉『西洋事情』(1866〜70)の用例を挙げる。台湾教育部『成語典』は先行表現を『晋起居注』の「超前絶後」と説明する。現形「空前絶後」の成立や日本での普及時期は今回の資料では確定できない。

用例

  • “五十年間負け知らずとは空前絶後の記録だ。”
  • “空前絶後の大洪水として、後世まで語り継がれた。”
  • “彼の演奏は空前絶後と評され、今なお伝説として残っている。”
  • “空前絶後の発見が科学の歴史を書き換えた。”
  • “空前絶後というほどの大成功を収めた企業が、数年後に倒産した。”

類義の四字熟語

前代未聞(ぜんだいみもん)唯一無二(ゆいいつむに)絶世(ぜっせい)他に類を見ない

対義の四字熟語

ありふれたよくある平凡(へいぼん)

英語訳

"Unprecedented and unrepeatable." / "Once in a million years."

使うシーン

人物評歴史文学受験頻出

参考文献

このページで確認した資料

意味・由来の記述は、次の資料を照合して編集しています。

編集の基本参考文献

  • 新村出 編『広辞苑 第七版』岩波書店, 2018年
  • 松村明 編『大辞林 第四版』三省堂, 2019年
  • 三省堂編修所 編『新明解四字熟語辞典 第二版』三省堂, 2020年

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