言葉辞典
四字熟語

優柔不断

ゆうじゅうふだん

四字熟語の意味

ぐずぐずとして決断力に欠けること。「優柔」は気が弱く柔らかい性格を、「不断」は決断できないことを指す。性格的な特徴として用いられることが多く、批判的なニュアンスを帯びる。重要な局面で決断を先延ばしにする傾向を表す言葉。リーダーや上司に用いると批判的なニュアンスが強くなるため、使う場面と相手関係には注意が必要。反省や自省の文脈でも「自分の優柔不断を克服する」という形で使われる。

由来・語源

辞書は「ぐずぐずして決断が鈍い」意味と、『当世書生気質』(1885〜86)の初出例を載せ、「優遊不断」を関連語に挙げる。『漢書』元帝紀には「優游不断」の形があるが、現形「優柔不断」との直接の語源関係は資料で確定できない。『書経』『礼記』の典拠、肯定的な意味から批判義への変化、江戸〜明治期の定着は今回の資料では確認できない。

用例

  • “彼は優柔不断で、レストランのメニューを選ぶのにいつも五分以上かける。”
  • “優柔不断な態度が続くと、周囲の信頼を失ってしまう。”
  • “大事な決断を優柔不断に先延ばしした結果、好機を逃してしまった。”
  • “上司の優柔不断に部下たちは苦しみ、プロジェクトが停滞した。”
  • “優柔不断に見えた彼も、いざとなれば迷いなく行動できると分かった。”

類義の四字熟語

煮え切らない決断力がない二の足を踏むためらいがち

対義の四字熟語

果断(かだん)即断即決(そくだんそっけつ)一刀両断(いっとうりょうだん)

英語訳

"Indecisive." / "Wishy-washy." / "Unable to make up one's mind."

使うシーン

性格・人物評日常会話ビジネス受験頻出

参考文献

このページで確認した資料

意味・由来の記述は、次の資料を照合して編集しています。

編集の基本参考文献

  • 新村出 編『広辞苑 第七版』岩波書店, 2018年
  • 松村明 編『大辞林 第四版』三省堂, 2019年
  • 三省堂編修所 編『新明解四字熟語辞典 第二版』三省堂, 2020年

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