言葉辞典
故事成語

羊頭狗肉

ようとうくにく

故事成語の意味

見せかけと実質が異なること。外見は立派でも内容が伴っていないことを指す。

故事の由来

中国の古典に由来する。店先に羊の頭を掲げながら、実際には犬の肉を売るという商行為のたとえから。見た目や宣伝は良くても中身が粗悪なことを批判する言葉として広まった。現代では広告と実態が異なる商慣行や、言行不一致の態度を批判する際に用いられる。

用例

  • “高級品と宣伝しながら粗悪品を売るのは羊頭狗肉だ。”
  • “改革を謳いながら何も変えない政策は羊頭狗肉に過ぎない。”
  • “羊頭狗肉の商品を掴まされないよう、口コミをよく調べてから購入した。”

類義の故事成語

看板倒れ絵に描いた餅

対義の故事成語

有言実行実質が伴う

英語訳

False advertising; cry wine and sell vinegar

使うシーン

受験頻出ビジネス日常会話

参考文献

  • 新村出 編『広辞苑 第七版』岩波書店, 2018年
  • 松村明 編『大辞林 第四版』三省堂, 2019年
  • 尚学図書 編『故事ことわざ辞典』小学館, 2012年

関連する故事成語

故事成語

竜頭蛇尾

りゅうとうだび

最初は勢いがよいが、終わりになるほど振るわなくなること。始めは大きく立派でも、終わりはみすぼらしくなる様子を指す。

故事成語

馬脚を現す

ばきゃくをあらわす

隠していた本性や悪事・失敗が暴露されること。化けの皮がはがれて正体が明らかになることを指す。

慣用句

揚げ足を取る

あげあしをとる

相手の言い間違い、言葉尻、表現上の小さな不備だけを取り上げ、主張の筋とは別の所で責めたりからかったりすること。否定的な評価を伴う慣用句で、相手の誤りを正確に直すことすべてを指すわけではない。たとえば数字の桁違いが結論を変えるなら、それは必要な訂正であって「揚げ足を取る」ではない。論点に関わらない一語だけを何度も責め、相手を言い負かすことが目的になったときに使う。会議や文章の検討では、「表現より結論の根拠を確認しよう」と本筋へ戻す言い方を選ぶと、揚げ足取りになりにくい。

四字熟語

馬耳東風

ばじとうふう

忠告や批評を受けても、聞き手が心に留めず受け流すこと。言った側の意図が届かず改まらない点は「馬の耳に念仏」と重なる。後者は助言が効かないという結果をいうのに対し、馬耳東風は聞く側が意見を軽く扱う態度に焦点を置く。ただし辞書も二語を類語に挙げるため、完全に別の語とは分けず、場面ごとに視点を選ぶ。忠告を受けた人が返答や行動を変えず、同じ態度を続けている場面で使いやすい。

故事成語

鶏肋

けいろく

大して役に立たないが、捨てるには惜しいもののこと。やめるに惜しいが続けても大した成果が得られないことを指す。

ことわざ

豚に真珠

ぶたにしんじゅ

価値のわからない者に貴重なものを与えても意味がないということ。

故事成語

朝三暮四

ちょうさんぼし

目先の違いにこだわって、結果が同じであることに気づかないこと。また、言葉巧みに人を騙すこと。

四字熟語

大言壮語

たいげんそうご

実力以上の大きなことを言うこと。できもしないことを偉そうに言うこと。

運営: テックジョイント株式会社 | サイトについて | プライバシーポリシー