鶏肋
けいろく
故事成語の意味
大して役に立たないが、捨てるには惜しいもののこと。やめるに惜しいが続けても大した成果が得られないことを指す。
故事の由来
中国の『三国志』魏書・武帝紀に由来する。曹操が蜀と漢中で膠着した際、鶏の肋骨(鶏肋)を口にしながら「食えば大したことはないが、捨てるには惜しい」とつぶやいた。側近の楊修はこれを「撤退の合図だ」と解釈したが、その独断が後に処刑の一因となった故事から。
用例
- “赤字続きのこの事業はまさに鶏肋で、やめるに惜しくもあり続けるにも限界がある。”
- “鶏肋のようなプロジェクトへの投資を続けるべきか悩んでいる。”
- “鶏肋と判断したら、思い切って撤退することも経営判断の一つだ。”
類義の故事成語
対義の故事成語
英語訳
Something of little value yet hard to discard; a lose-lose situation
使うシーン
参考文献
- 新村出 編『広辞苑 第七版』岩波書店, 2018年
- 松村明 編『大辞林 第四版』三省堂, 2019年
- 尚学図書 編『故事ことわざ辞典』小学館, 2012年
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