鶏肋
けいろく
故事成語の意味
大して役に立たないが、捨てるには惜しいもののこと。やめるに惜しいが続けても大した成果が得られないことを指す。
故事の由来
『後漢書』楊修伝は、曹操が「鶏肋」と言い、楊修が漢中からの退却の意図と読み取った故事を載せる。『三国志』魏書・武帝紀本文ではなく、裴松之注が『九州春秋』を引く形でも伝わる。楊修の処刑には別の事情も記されており、この逸話だけを直接の原因とは断定できない。
用例
- “赤字続きのこの事業はまさに鶏肋で、やめるに惜しくもあり続けるにも限界がある。”
- “鶏肋のようなプロジェクトへの投資を続けるべきか悩んでいる。”
- “鶏肋と判断したら、思い切って撤退することも経営判断の一つだ。”
類義の故事成語
対義の故事成語
英語訳
Something of little value yet hard to discard; a lose-lose situation
使うシーン
参考文献
このページで確認した資料
意味・由来の記述は、次の資料を照合して編集しています。
- コトバンク「鶏肋」 — 語義と『後漢書・楊修伝』の典拠表示を確認
- Wikisource『後漢書』巻54「楊修伝」 — 曹操の「雞肋」発言・楊修の退却解釈・処刑に関する複数事情を本文で確認
- Wikisource『三国志』魏書・武帝紀(裴松之注) — 裴松之注が『九州春秋』を引く箇所と故事の位置を確認
編集の基本参考文献
- 新村出 編『広辞苑 第七版』岩波書店, 2018年
- 松村明 編『大辞林 第四版』三省堂, 2019年
- 尚学図書 編『故事ことわざ辞典』小学館, 2012年
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