故事成語
鶏鳴狗盗
けいめいくとう
意味
つまらない技や卑しい技でも、時と場合によっては役に立つということ。また、人の役に立つ小技・特技を持つ人物を指すこともある。
由来・語源
中国の『史記』孟嘗君列伝に由来する。斉の孟嘗君が秦に人質として囚われた際、食客の一人が狐白裘(高価な毛皮)を盗み出して脱出し、別の食客が鶏の鳴き声を真似て門番を欺き夜明け前に城門を開けさせたという故事から。下賤な技でも危急の際には役立つことを示す。
例文
- “鶏鳴狗盗の輩と思っていた彼が、危機の際に予想外の活躍をした。”
- “どんな能力も鶏鳴狗盗になり得る。大切にしたい。”
- “一見無駄に見えるスキルでも、鶏鳴狗盗として活きる日が来る。”
類義語
小技も役立つ下賤な技も時に役立つ
対義語
何の役にも立たない
英訳
Even petty skills can be useful in a pinch
場面・テーマ
受験頻出
参考文献
- 新村出 編『広辞苑 第七版』岩波書店, 2018年
- 松村明 編『大辞林 第四版』三省堂, 2019年
- 尚学図書 編『故事ことわざ辞典』小学館, 2012年