故事成語
推敲
すいこう
意味
文章や詩を何度も練り直して、より良い表現を追求すること。言葉や文章の表現を吟味し改善する行為を指す。
由来・語源
中国唐代の詩人・賈島の故事に由来する。賈島が「僧は推す月下の門」という詩句を作り、「推す(推)」か「叩く(敲)」かを考えながらロバに乗っていた。夢中になるあまり、長安の市中で韓愈の行列に突っ込んでしまった。韓愈に事情を話すと「敲く方がよい」と助言した。この故事から、詩文を吟味することを「推敲」と呼ぶようになった。
例文
- “原稿を何度も推敲して、ようやく満足のいく文章ができた。”
- “プレゼン資料の推敲を重ね、説得力のある内容に仕上げた。”
- “推敲なしに公開した文章には、後になって後悔することが多い。”
類義語
練り直す吟味する
対義語
即興思いのまま書く
英訳
Polish; revise carefully; refine one's writing
場面・テーマ
受験頻出ビジネス日常会話
参考文献
- 新村出 編『広辞苑 第七版』岩波書店, 2018年
- 松村明 編『大辞林 第四版』三省堂, 2019年
- 尚学図書 編『故事ことわざ辞典』小学館, 2012年