針小棒大
しんしょうぼうだい
四字熟語の意味
小さなことを大げさに言うこと。針ほどの小さなことを棒ほどに大きく言う。
由来・語源
「針」のように小さいものを「棒」のように大きく表現すること。誇張表現への批判。
用例
- “彼はいつも針小棒大に話すから、半分くらいに聞いておいた方がいい。”
類義の四字熟語
英語訳
Making a mountain out of a molehill
使うシーン
参考文献
- 新村出 編『広辞苑 第七版』岩波書店, 2018年
- 松村明 編『大辞林 第四版』三省堂, 2019年
- 三省堂編修所 編『新明解四字熟語辞典 第二版』三省堂, 2020年
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関連する四字熟語
大言壮語
たいげんそうご
実力以上の大きなことを言うこと。できもしないことを偉そうに言うこと。
泰山鳴動
たいざんめいどう
大騒ぎした割に結果が小さいこと。「大山鳴動して鼠一匹」の元になった表現。
揚げ足を取る
あげあしをとる
相手の言い間違い、言葉尻、表現上の小さな不備だけを取り上げ、主張の筋とは別の所で責めたりからかったりすること。否定的な評価を伴う慣用句で、相手の誤りを正確に直すことすべてを指すわけではない。たとえば数字の桁違いが結論を変えるなら、それは必要な訂正であって「揚げ足を取る」ではない。論点に関わらない一語だけを何度も責め、相手を言い負かすことが目的になったときに使う。会議や文章の検討では、「表現より結論の根拠を確認しよう」と本筋へ戻す言い方を選ぶと、揚げ足取りになりにくい。
目くじらを立てる
めくじらをたてる
人の欠点や小さな誤りを探し出し、わずかな事を取り立てて強く非難すること。単に誤りを指摘したり、厳しく注意したりすること全部を指すのではない。この辞典での使い分けの目安としては、安全、金額、結論を左右する誤りを具体的に直すのは必要な訂正である。誤りの小ささに比べて、相手を責めることや粗を探すことが前へ出たときに、この慣用句が合う。言葉尻を攻めるなら「揚げ足を取る」、怒った目つきそのものなら「目を三角にする」が近い。誰かの抗議を「目くじら」と呼ぶ側にも、問題を小さく見せる働きがある。何が些細なのかを確かめて使いたい。
犬も歩けば棒に当たる
いぬもあるけばぼうにあたる
何かをしていれば思わぬ幸運に出会うこともある、ということ。また、出しゃばると災難に遭うという意味もある。
糠に釘
ぬかにくぎ
いくら意見や忠告をしても、少しも手応えや効果がないこと。
鼻が高い
はながたかい
誇らしい、得意だという気持ちを表す言い方。精選版日本国語大辞典は「得意なさま」「誇らしい」と並べて「自慢らしい」も語釈に挙げており、自慢げに響く含みが消えない語でもある。辞書が引く古い用例は自分自身が得意になる場面のものだが、身内や教え子、母校といった近しい相手の成果を我がことのように喜ぶ場面でも使う。自分のことに使うか身内のことに使うかで受け取られ方が変わる語なので、そこは意識して選びたい。顔立ちをいう「鼻が高い」は別の語義で、辞書も分けて立てている。
箸が転んでもおかしい年頃
はしがころんでもおかしいとしごろ
「箸が転んでもおかしい年頃」とは、箸が転がるほどの何でもない出来事にもおかしさを感じ、よく笑う年頃のこと。伝統的には十代後半の女性を指してきた。穴埋めで「○が転んでもおかしい」と問われたとき、○に入るのは「箸」だが、「年頃」までが見出し語である。「笑い上戸」は年齢を限定しない笑い癖のある人、「ゲラ」はよく笑う人の口語的な呼び方で、本語とは範囲が違う。現在の相手へ直接使うと性別や年齢の決めつけに聞こえることもあるため、昔を振り返る文や「まるで〜のようだ」という比喩に置くと使いやすい。