言葉辞典
ことわざ

糠に釘

ぬかにくぎ

ことわざの意味

いくら意見や忠告をしても、少しも手応えや効果がないこと。

言葉の由来

糠(ぬか)に釘を打っても、柔らかくて効かないことから。

使い方の例

  • “何度説明しても理解してくれない。糠に釘だ。”

似たことわざ

暖簾に腕押し馬の耳に念仏

英語の表現

Like water off a duck's back.

使う場面

手応え無駄

参考文献

  • 新村出 編『広辞苑 第七版』岩波書店, 2018年
  • 松村明 編『大辞林 第四版』三省堂, 2019年
  • 尚学図書 編『故事ことわざ辞典』小学館, 2012年

関連することわざ

ことわざ

暖簾に腕押し

のれんにうでおし

いくら力を入れても手応えがなく、張り合いがないこと。

ことわざ

馬の耳に念仏

うまのみみにねんぶつ

いくら意見や忠告をしても、まったく効き目がないこと。聞く耳を持たない相手への徒労を表す。何度説明や説得を試みても全く届かない状況を指す。仏教で有難い言葉とされる「念仏」でさえ馬には届かないことから、どれほど誠実な言葉も理解しようとしない相手には無意味だという含意がある。繰り返し指摘しても改善が見られない場面でよく使われる。

慣用句

相槌を打つ

あいづちをうつ

相手の話に調子を合わせて、うなずきや短い返事などで受け答えをすること。相手の話を聞いていることを示す場面で用いるが、相槌を打つこと自体が全面的な賛成を意味するわけではない。会話の流れに応じた反応であり、相手の言葉をそのまま自分の意見として引き受けることとは区別する。『相槌を入れる』ではなく『相槌を打つ』という形で用いる。

ことわざ

羹に懲りて膾を吹く

あつものにこりてなますをふく

一度の失敗に懲りて、必要以上に用心深くなること。

慣用句

水を差す

みずをさす

うまくいっている物事や盛り上がっている雰囲気を邪魔すること。

慣用句

骨が折れる

ほねがおれる

物事が非常に難しく、多大な苦労・努力・手間がかかること。骨折するほどの過酷さで取り組まなければならない、困難な作業や状況を指す言葉。「骨を折る」(誰かのために尽力する)という能動的表現と対になる受け身の表現で、作業・状況そのものの困難さを客観的に描写する場合に使われる。「骨を折る」が他者への献身を指すのに対し、「骨が折れる」は物事の大変さ自体を描写する点が異なる。

四字熟語

針小棒大

しんしょうぼうだい

小さなことを大げさに言うこと。針ほどの小さなことを棒ほどに大きく言う。

ことわざ

元の木阿弥

もとのもくあみ

一度上向いた事柄が、また不本意だった以前の状態に落ち着くこと。そこまでに積み重ねた努力が実らず、振り出しに近いところへ戻る結末にも使う。「元に戻る」だけなら良し悪しは決まらないが、この語にはいったん改善した後の後戻りや、苦労が帳消しになる響きがある。立て直した売上が再び落ち込んだときや、何週間も続けた片づけが一日で崩れたときに「元の木阿弥」と言える。

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