切羽詰まる
せっぱつまる
慣用句の意味
事態が差し迫って、どうにもならなくなること。追い詰められること。
言葉の成り立ち
刀の鍔(つば)の両側にある「切羽」が詰まると刀が抜けなくなることから。身動きが取れない状態。
用例
- “資金が底をつき、切羽詰まった状況だ。”
似た慣用句
英語表現
To be driven into a corner
使う場面
参考文献
- 新村出 編『広辞苑 第七版』岩波書店, 2018年
- 松村明 編『大辞林 第四版』三省堂, 2019年
- 米川明彦・大谷伊都子 編『日本語慣用句辞典』東京堂出版, 2005年
関連する慣用句
一刀両断
いっとうりょうだん
一太刀でまっぷたつに断ち切ること。転じて、迷いなく物事をすっぱりと決断・解決すること。複雑な問題や長引く議論を思い切りよく処理する様子を表す。「一刀のもとに断ち切る」に近いニュアンスで、明快な判断力を称える際に使われることが多い。優柔不断と対照的に使われることが多く、複雑な問題を思い切りよく解決するリーダーの資質として「一刀両断の判断力」が評価される場面も多い。
尻に火がつく
しりにひがつく
事態が切迫して、のんびりしていられなくなること。
手を尽くす
てをつくす
あらゆる手段を試みること。できることを全てやること。
身から出た錆
みからでたさび
自分の犯した悪行の結果として、自分自身が苦しむこと。
骨が折れる
ほねがおれる
物事が非常に難しく、多大な苦労・努力・手間がかかること。骨折するほどの過酷さで取り組まなければならない、困難な作業や状況を指す言葉。「骨を折る」(誰かのために尽力する)という能動的表現と対になる受け身の表現で、作業・状況そのものの困難さを客観的に描写する場合に使われる。「骨を折る」が他者への献身を指すのに対し、「骨が折れる」は物事の大変さ自体を描写する点が異なる。
骨を折る
ほねをおる
他人や物事のために、多大な苦労や努力を惜しまないこと。特に、誰かの役に立つために自分を犠牲にして骨身を惜しまず尽くす行為を指す。感謝の文脈で「骨を折ってくれた」のように使われることが多い能動的な表現。「骨が折れる」(その作業が大変だという状況描写)と対になる関係にあり、主体が誰かのために積極的に苦労するという意志的な行為を示す点で区別される。
手を抜く
てをぬく
いい加減にやること。本来やるべき手順や努力を省略すること。
足を引っ張る
あしをひっぱる
他人の仕事や努力を妨害したり、成功を阻んだりすること。チームや組織全体の前進を遅らせる邪魔な行為を指す。嫉妬や競争心から、前進しようとしている人を意図的に引き止めようとする様子を表す言葉。意図的な妨害のみならず、結果として足かせになってしまう状況にも使われる。一人の行動が集団全体の動きを鈍らせる場面で特に使われる表現。