身から出た錆
みからでたさび
ことわざの意味
自分の犯した悪行の結果として、自分自身が苦しむこと。
言葉の由来
刀身の手入れを怠ると錆が出るように、自分の不始末が自分に返ってくることから。
使い方の例
- “約束を破り続けた結果、誰にも信用されなくなった。身から出た錆だ。”
似たことわざ
英語の表現
It serves you right.
使う場面
参考文献
- 新村出 編『広辞苑 第七版』岩波書店, 2018年
- 松村明 編『大辞林 第四版』三省堂, 2019年
- 尚学図書 編『故事ことわざ辞典』小学館, 2012年
関連することわざ
自業自得
じごうじとく
自分のした悪い行いの報いを自分が受けること。身から出た錆。
自縄自縛
じじょうじばく
自分の言葉や行動が原因となって、自分自身が苦しい立場や束縛された状態に陥ること。まるで自分で縄を縛って自分を動けなくしてしまうように、自ら招いた制約に苦しむ様を表す四字熟語。過去の発言・主張・ルールが後から自分の行動の自由を奪う状況を指し、政治・ビジネス・日常の言動全般に広く使われる。自業自得の中でも特に「言動が自分を縛る」という構図に焦点を当てた表現。
切羽詰まる
せっぱつまる
事態が差し迫って、どうにもならなくなること。追い詰められること。
足元を見る
あしもとをみる
相手の弱みや不利な立場につけ込んで、不当に有利な条件を押し付けること。相手の苦境や困り度合いを見透かして、値段や条件を吊り上げる行為を指す。「足元」とは比喩的に「相手が置かれた立場・状況の底辺」を意味し、そこを見透かして有利に動く様子を表している。駕籠かきが旅人の疲れ具合を見て料金を吊り上げた江戸時代の商習慣に由来する。
覆水盆に返らず
ふくすいぼんにかえらず
器からこぼれた水は二度とその器に戻せないように、一度起きてしまったことはどれほど悔やんでも元の状態に戻すことができないということ。過去の失言・別れ・失敗・壊れた信頼関係など取り返しのつかない事態に対して用いられる。後悔への戒めとして機能するとともに、過去に縛られず前を向くことを促す含意も持つ表現である。
揚げ足を取る
あげあしをとる
相手の言葉の些細なミスや言い間違いをとらえて、意地悪く責めたり批判したりすること。議論や会話の本質ではなく、言葉のあら探しに終始する行為を指す。「揚げ足」とは相手が失敗の隙をさらした瞬間を指し、それを巧みに捕まえて攻め込む様子を表す慣用句。建設的な議論を阻む、批判的なコミュニケーションの典型として否定的に使われることが多い。
腕が鳴る
うでがなる
自分の実力を試したくてうずうずすること。力を発揮したくてたまらないこと。
断腸の思い
だんちょうのおもい
腸(はらわた)が千切れるほど悲しく、辛い気持ちのこと。耐えがたい深い悲しみや苦悩を表す。