故事成語
四面楚歌
しめんそか
意味
周囲をすべて敵に囲まれ、孤立無援の状態であること。味方が誰もいない、完全に追い詰められた状況を指す。
由来・語源
中国の『史記』項羽本紀に由来する。楚の英雄・項羽が漢の劉邦に敗れ、垓下に追い詰められた場面から。夜、包囲した漢軍の陣から楚の歌声が四方から聞こえてきた。項羽は「楚はすでに漢に取られたのか」と動揺し、愛妾の虞姫と別れを告げ、突破を試みたが果たせず自刃した。
例文
- “社内で孤立した彼は四面楚歌の状況に置かれていた。”
- “野党が結束して攻撃し、首相は四面楚歌に陥った。”
- “競合他社が一斉に参入してきて、わが社は四面楚歌だ。”
類義語
孤立無援袋のネズミ
対義語
百万の味方援軍に恵まれる
英訳
Surrounded by enemies; completely isolated
場面・テーマ
受験頻出スピーチビジネス
参考文献
- 新村出 編『広辞苑 第七版』岩波書店, 2018年
- 松村明 編『大辞林 第四版』三省堂, 2019年
- 尚学図書 編『故事ことわざ辞典』小学館, 2012年