故事成語
漁夫の利
ぎょふのり
意味
二者が争っている間に、第三者が苦労せずに利益を得ること。他人の争いを利用して、自分が得をすることを指す。
由来・語源
中国の『戦国策』燕策に由来する。趙が燕を攻めようとした際、燕の使者が趙王に話した寓話から。鷸(しぎ)が貝を食べようとしたら貝に嘴を挟まれ、両者が争っている隙に漁師が両方を捕まえてしまったという。燕と趙が争えば秦が漁夫の利を得るとたとえ、戦争を諫めた。
例文
- “二大企業が価格競争をしている間に、新興企業が漁夫の利を得た。”
- “兄弟が遺産を巡って争う中、弁護士だけが漁夫の利を得た。”
- “二国間の対立を利用して、第三国が漁夫の利を狙っている。”
類義語
棚からぼたもち(文脈によっては)鷸蚌の争い
対義語
当事者として戦う
英訳
The third party gains when two quarrel; benefit from others' conflict
場面・テーマ
ビジネス受験頻出スピーチ
参考文献
- 新村出 編『広辞苑 第七版』岩波書店, 2018年
- 松村明 編『大辞林 第四版』三省堂, 2019年
- 尚学図書 編『故事ことわざ辞典』小学館, 2012年