故事成語
呉越同舟
ごえつどうしゅう
意味
仲の悪い者同士が、同じ場所や境遇に置かれること。また、利害が一致すれば敵同士も協力し合うことを指す。
由来・語源
中国の『孫子』九地篇に由来する。長年争った呉と越は不倶戴天の敵であった。しかし孫子は「呉と越の人間が同じ船に乗って嵐に遭えば、互いに助け合うことができる」と説いた。この教えから、敵同士が同じ状況や目標のためにやむなく協力することを「呉越同舟」と言うようになった。
例文
- “ライバル会社が呉越同舟でプロジェクトに取り組むことになった。”
- “政敵同士が呉越同舟の形で連立政権を組んだ。”
- “普段は仲が悪い二国が、共通の敵を前に呉越同舟の状態となった。”
類義語
同床異夢(文脈によっては)一時休戦
対義語
終始対立する
英訳
Strange bedfellows; enemies in the same boat
場面・テーマ
受験頻出ビジネススピーチ
参考文献
- 新村出 編『広辞苑 第七版』岩波書店, 2018年
- 松村明 編『大辞林 第四版』三省堂, 2019年
- 尚学図書 編『故事ことわざ辞典』小学館, 2012年