言葉辞典
故事成語

管鮑の交わり

かんぽうのまじわり

意味

非常に深く固い友情のこと。利害を超えた真心からの厚い友情を指す。

由来・語源

中国の『史記』管晏列伝に由来する。春秋時代の斉の宰相・管仲と鮑叔牙の友情から。二人は若い頃から交流があり、鮑叔牙は管仲の才能を見抜いて常に助けた。管仲が共同事業で利益を多く取っても、戦場で逃げても、仕えた主君が違っても、鮑叔牙は管仲を責めなかった。後に管仲は「私を生んだのは父母だが、私を知る者は鮑叔牙だ」と言ったという。

例文

  • 二人の友情は管鮑の交わりのごとく、何十年経っても変わらない。
  • 困難な時期に支え合った二人は、まさに管鮑の交わりを結んでいる。
  • 利害が絡む業界で管鮑の交わりを保つのは難しい。

類義語

刎頸の交わり莫逆の友

対義語

利害関係のみの付き合い

英訳

Deep and lasting friendship; a friendship of Damon and Pythias

場面・テーマ

受験頻出スピーチ

参考文献

  • 新村出 編『広辞苑 第七版』岩波書店, 2018年
  • 松村明 編『大辞林 第四版』三省堂, 2019年
  • 尚学図書 編『故事ことわざ辞典』小学館, 2012年

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