言葉辞典
故事成語

股肱の臣

ここうのしん

故事成語の意味

主君や上位者が最も信頼し、頼りにする忠実な家臣や部下のこと。腹心の部下を指す。

故事の由来

中国の『書経』益稷篇に由来する。「股肱」は股(もも)と肱(ひじ)のこと。主君にとって股と肘がなければ行動できないように、なくてはならない存在という意味から転じた。「股肱之臣(こうのしん)」として古代から主君の信任厚い側近を指す言葉として使われてきた。

用例

  • 彼は社長の股肱の臣として、会社の発展に貢献してきた。
  • 股肱の臣を失った組織は、大きな痛手を受ける。
  • 長年の付き合いで、彼は私の股肱の臣と呼べる存在だ。

類義の故事成語

腹心の部下右腕

対義の故事成語

信用できない部下外様

英語訳

A trusted right-hand man; a loyal retainer

使うシーン

受験頻出ビジネス

参考文献

  • 新村出 編『広辞苑 第七版』岩波書店, 2018年
  • 松村明 編『大辞林 第四版』三省堂, 2019年
  • 尚学図書 編『故事ことわざ辞典』小学館, 2012年

関連する故事成語

故事成語

股掌の上

こしょうのうえ

相手が思い通りに操られている状態のこと。自分の手の中で相手を自由に操れる状況を指す。

故事成語

鶏肋

けいろく

大して役に立たないが、捨てるには惜しいもののこと。やめるに惜しいが続けても大した成果が得られないことを指す。

故事成語

肝胆相照らす

かんたんあいてらす

互いに心の奥底まで打ち明け合い、深く理解し合うこと。腹を割って話せる真に親密な関係を指す。

故事成語

管鮑の交わり

かんぽうのまじわり

非常に深く固い友情のこと。利害を超えた真心からの厚い友情を指す。

慣用句

肩を持つ

かたをもつ

一方の味方をすること。ひいきにすること。

故事成語

刎頸の交わり

ふんけいのまじわり

首を刎ねられても後悔しないほどの、深く固い友情のこと。命を捨てても惜しくないほどの親密な交友関係を指す。

ことわざ

虎に翼

とらにつばさ

もともと力のある者にさらに力が加わること。強いものがいっそう強くなること。

慣用句

腹に一物ある

はらにいちもつある

表面には出さないが、心の中に何か良からぬ考えや企みを隠していること。うわべは平静に見えても、内心では腹黒い意図が潜んでいることを指す表現。相手の真意が読めない場面や、表向きは友好的でも内心に策略を持つ人物を評する際に使われる批判的な言葉。「腹」が日本語で「本心・本音」を象徴する言葉であることに由来し、「腹を割って話す」とは対照的な状態を表す。

運営: テックジョイント株式会社 | サイトについて | プライバシーポリシー