言葉辞典
故事成語

股掌の上

こしょうのうえ

故事成語の意味

相手が思い通りに操られている状態のこと。自分の手の中で相手を自由に操れる状況を指す。

故事の由来

中国の古典に由来する。「股掌」は股(もも)と掌(てのひら)のことで、転がしやすい手のひらの上に相手をのせているという比喩から。全てを自分の思い通りにコントロールできる状態を表す。

用例

  • 相手を股掌の上で転がすような交渉術を身につけた。
  • 彼女は相手を股掌の上に乗せながら、巧みに話を進めた。
  • 股掌の上に乗せられていたとは、まんまとだまされていた。

類義の故事成語

手の内にある思い通りに操る

対義の故事成語

対等な関係相手に主導権がある

英語訳

In the palm of one's hand; completely under one's control

使うシーン

ビジネス日常会話

参考文献

  • 新村出 編『広辞苑 第七版』岩波書店, 2018年
  • 松村明 編『大辞林 第四版』三省堂, 2019年
  • 尚学図書 編『故事ことわざ辞典』小学館, 2012年

関連する故事成語

故事成語

股肱の臣

ここうのしん

主君や上位者が最も信頼し、頼りにする忠実な家臣や部下のこと。腹心の部下を指す。

慣用句

腕を振るう

うでをふるう

技量を十分に発揮すること。得意な技術を存分に見せること。

慣用句

足元を見る

あしもとをみる

相手の弱みや不利な立場につけ込んで、不当に有利な条件を押し付けること。相手の苦境や困り度合いを見透かして、値段や条件を吊り上げる行為を指す。「足元」とは比喩的に「相手が置かれた立場・状況の底辺」を意味し、そこを見透かして有利に動く様子を表している。駕籠かきが旅人の疲れ具合を見て料金を吊り上げた江戸時代の商習慣に由来する。

四字熟語

自由自在

じゆうじざい

思い通りに物事を操ること。何の制約もなく自在に振る舞えること。

ことわざ

暖簾に腕押し

のれんにうでおし

いくら力を入れても手応えがなく、張り合いがないこと。

ことわざ

虎に翼

とらにつばさ

もともと力のある者にさらに力が加わること。強いものがいっそう強くなること。

慣用句

揚げ足を取る

あげあしをとる

相手の言い間違い、言葉尻、表現上の小さな不備だけを取り上げ、主張の筋とは別の所で責めたりからかったりすること。否定的な評価を伴う慣用句で、相手の誤りを正確に直すことすべてを指すわけではない。たとえば数字の桁違いが結論を変えるなら、それは必要な訂正であって「揚げ足を取る」ではない。論点に関わらない一語だけを何度も責め、相手を言い負かすことが目的になったときに使う。会議や文章の検討では、「表現より結論の根拠を確認しよう」と本筋へ戻す言い方を選ぶと、揚げ足取りになりにくい。

慣用句

喉から手が出る

のどからてがでる

欲しくてたまらないこと。非常に欲しがる様子。

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