言葉辞典
ことわざ

触らぬ神に祟りなし

さわらぬかみにたたりなし

ことわざの意味

面倒なことや危険なことには関わらない方が無難だということ。

言葉の由来

ことわざ解説サイトの『故事ことわざ辞典』は、ここでの「触る」をかかわり合いを持つ意味だとする。神に手を出さなければ祟られない、という字面の言い方が、厄介ごとに近づくなという処世の文句として使われている。『ことわざを知る辞典』によれば、祟るのは本来なら神や怨霊の側だが、このことわざが警戒しているのはたいてい生身の人間で、事なかれ主義をやや軽い調子で言うのにも使われる。出典を示す辞典は見当たらない。コトバンクに収めるデジタル大辞泉とことわざを知る辞典にも、『故事ことわざ辞典』にも典拠の記載は無く、後者はこの句を『尾張いろはかるた』の札の一つだとする。同サイトはまた、「障らぬ神に祟りなし」と書くことと、「当たらぬ神に祟りなし」と言うことを、どちらも誤りとしている。

使い方の例

  • “あの問題には関わらない方がいい。触らぬ神に祟りなしだ。”

似たことわざ

君子危うきに近寄らず

英語の表現

Let sleeping dogs lie.

使う場面

処世慎重

参考文献

このページで確認した資料

意味・由来の記述は、次の資料を照合して編集しています。

  • コトバンク「触らぬ神に祟り無し」 — ことわざを知る辞典が「祟りは、本来は神や怨霊などがもたらすもの」としつつ「ことわざの対象は基本的に人間」で事なかれ主義の軽い意味でも使うと説明することの確認
  • 故事ことわざ辞典「触らぬ神に祟りなし」 — 「触る」がかかわり合いを持つ意であること、『尾張いろはかるた』の一つであること、出典欄が空であること、「障らぬ神に祟りなし」「当たらぬ神に祟りなし」を誤りとする注意書きの確認

編集の基本参考文献

  • 新村出 編『広辞苑 第七版』岩波書店, 2018年
  • 松村明 編『大辞林 第四版』三省堂, 2019年
  • 尚学図書 編『故事ことわざ辞典』小学館, 2012年

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慣用句

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