言葉辞典
慣用句

水を差す

みずをさす

慣用句の意味

うまくいっている物事や盛り上がっている雰囲気を邪魔すること。

言葉の成り立ち

辞書は、熱い湯や濃いものに水を入れてぬるくしたり薄めたりする意味から、順調な物事を邪魔する意味になったと説明する。これは語の意味を説明する比喩で、歴史的な成立時期は今回の資料では確認できない。

用例

  • “せっかく盛り上がっているのに水を差すようなことを言うな。”

似た慣用句

腰を折る興ざめさせる

英語表現

To pour cold water on something

使う場面

雰囲気妨害

参考文献

このページで確認した資料

意味・由来の記述は、次の資料を照合して編集しています。

編集の基本参考文献

  • 新村出 編『広辞苑 第七版』岩波書店, 2018年
  • 松村明 編『大辞林 第四版』三省堂, 2019年
  • 米川明彦・大谷伊都子 編『日本語慣用句辞典』東京堂出版, 2005年

関連する慣用句

慣用句

水に流す

みずにながす

過去のいざこざや恨みをなかったことにすること。許すこと。

慣用句

横槍を入れる

よこやりをいれる

第三者が横から口を出して邪魔すること。他人の話や仕事に割り込むこと。

慣用句

足を引っ張る

あしをひっぱる

他人の仕事や努力を妨害したり、成功を阻んだりすること。チームや組織全体の前進を遅らせる邪魔な行為を指す。嫉妬や競争心から、前進しようとしている人を意図的に引き止めようとする様子を表す言葉。意図的な妨害のみならず、結果として足かせになってしまう状況にも使われる。一人の行動が集団全体の動きを鈍らせる場面で特に使われる表現。

慣用句

揚げ足を取る

あげあしをとる

相手の言い間違い、言葉尻、表現上の小さな不備だけを取り上げ、主張の筋とは別の所で責めたりからかったりすること。否定的な評価を伴う慣用句で、相手の誤りを正確に直すことすべてを指すわけではない。たとえば数字の桁違いが結論を変えるなら、それは必要な訂正であって「揚げ足を取る」ではない。論点に関わらない一語だけを何度も責め、相手を言い負かすことが目的になったときに使う。会議や文章の検討では、「表現より結論の根拠を確認しよう」と本筋へ戻す言い方を選ぶと、揚げ足取りになりにくい。

慣用句

手を抜く

てをぬく

いい加減にやること。本来やるべき手順や努力を省略すること。

ことわざ

糠に釘

ぬかにくぎ

いくら意見や忠告をしても、少しも手応えや効果がないこと。

慣用句

切羽詰まる

せっぱつまる

事態が差し迫って、どうにもならなくなること。追い詰められること。

ことわざ

河童の川流れ

かっぱのかわながれ

水泳の達人とされる河童ですら川に流されることがあるように、どれほど熟練した名人や達人と呼ばれる人でも、油断や不注意によって思わぬ失敗を犯すことがある。得意分野であるほど慢心しやすく、その油断こそが失敗を招く。この表現は失敗に対する戒めとして使われるとともに、失敗した相手を責めずに慰める場面でも用いられる。

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