殷鑑遠からず
いんかんとおからず
故事成語の意味
他人の失敗は自分への戒めとなる。手本とすべき悪い前例は身近なところにあるということ。
故事の由来
中国の『詩経』大雅・蕩篇に由来する。殷(商)王朝が夏王朝の滅亡を教訓にしなかったために自らも滅びたことを詠んだ詩から。「殷の鑑みは遠からず」とは、殷が反面教師にすべき例(鑑)は遠い昔ではなく、すぐ前の夏にあるという意味。身近な他者の失敗を教訓にすべきことを説く。
用例
- “殷鑑遠からず、隣の会社の失敗から学ぼう。”
- “殷鑑遠からずというように、前任者の失敗を繰り返してはならない。”
- “歴史は繰り返す。殷鑑遠からず、過去の事例をよく研究すべきだ。”
類義の故事成語
対義の故事成語
英語訳
Let the past be a warning; a bad example is close at hand
使うシーン
参考文献
- 新村出 編『広辞苑 第七版』岩波書店, 2018年
- 松村明 編『大辞林 第四版』三省堂, 2019年
- 尚学図書 編『故事ことわざ辞典』小学館, 2012年
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