言葉辞典
ことわざ

六十の手習い

ろくじゅうのてならい

ことわざの意味

年をとってから学問や習い事を始めること。学ぶのに遅すぎることはないという意味。

言葉の由来

辞書は「六十歳になってから字を習う」という説明を載せる一方、国立国会図書館のレファレンスは由来を確定できず、古い用例を1688年『好色盛衰記』に見る。小野道風との関係も確認できない。六十歳から習字を始めたことを実際の成立由来としては断定できない。

使い方の例

  • “定年後にプログラミングを始めた。六十の手習いだ。”

英語の表現

It's never too late to learn.

使う場面

学習挑戦人生

参考文献

このページで確認した資料

意味・由来の記述は、次の資料を照合して編集しています。

編集の基本参考文献

  • 新村出 編『広辞苑 第七版』岩波書店, 2018年
  • 松村明 編『大辞林 第四版』三省堂, 2019年
  • 尚学図書 編『故事ことわざ辞典』小学館, 2012年

関連することわざ

四字熟語

大器晩成

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本当に大きな才能や人物は、早くに頭角を現すよりもじっくり時間をかけて大成するということ。老子の哲学に基づく言葉で、若いうちから目立たなくても将来的に大きく花開く可能性を示す。早熟な才能より時間をかけて育つ大きな器の価値を説く。「若い頃は目立たなくていい」という励ましの意味で使われることが多く、早期に結果を求める現代社会への静かな反論としての意味合いも持つ。

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ことわざ

箸が転んでもおかしい年頃

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ことわざ

後の祭り

あとのまつり

機会を逃し、そのあとに何をしても役に立たないこと。間に合わなかったと気づいて悔やむ場面にも使う。忘れていた誕生日を翌週に祝おうとしても、当日の機会は戻らず後の祭りだ。「覆水盆に返らず」は一度起きたことが取り返せない結果を言い、この語は対応する時機を逃した点を表す。「六日の菖蒲十日の菊」は節句の日を過ぎた花を指す、より具体的な類句だ。

慣用句

手を尽くす

てをつくす

あらゆる手段を試みること。できることを全てやること。

ことわざ

六日の菖蒲十日の菊

むいかのあやめとおかのきく

五月五日の端午の節句の菖蒲、九月九日の重陽の節句の菊のように、使う時期を過ぎて役に立たなくなったものを言うたとえ。花が必要な日を一日過ぎた例から、用意が手遅れになる場面にも使う。「後の祭り」は、機会を逃した後の悔いや遅れ全般を指すのに対し、こちらは時期を外れた物を花で描く。「覆水盆に返らず」は一度したことを戻せない結果に焦点があり、時期外れとは別の意味だ。

故事成語

韋編三絶

いへんさんぜつ

書物を繰り返し熱心に読むこと。何度も読み返すほど本への情熱が深いことを指す。

四字熟語

試行錯誤

しこうさくご

いろいろ試みては失敗を繰り返しながら、次第に目的に近づいていくこと。正解が分からない問題を、試みと失敗を重ねながら解いていく過程を指す。失敗を否定的に捉えるのではなく、学習と改善のプロセスとして肯定的に使われることが多い。「試行錯誤を繰り返す」「試行錯誤の末に」という形でよく使われる。試みることを恐れない姿勢が根底にある。

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