五里霧中
ごりむちゅう
四字熟語の意味
方向が分からず見通しが全く立たないこと。どうしてよいか分からない状態。
由来・語源
中国後漢の張楷が五里にわたる霧を発生させたという故事に由来。霧の中で前も後ろも見えない状態。
用例
- “プロジェクトの方向性が定まらず五里霧中だ。”
類義の四字熟語
英語訳
Groping in the dark
使うシーン
参考文献
- 新村出 編『広辞苑 第七版』岩波書店, 2018年
- 松村明 編『大辞林 第四版』三省堂, 2019年
- 三省堂編修所 編『新明解四字熟語辞典 第二版』三省堂, 2020年
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関連する四字熟語
暗中模索
あんちゅうもさく
手がかりが掴めず、見通しが立たないまま試行錯誤を繰り返すこと。暗闇の中で手探りする様子を比喩にした表現で、問題の解決策や方向性が見えない状況でも諦めずに探し続けることを表す。必ずしも否定的な意味ではなく、粘り強い探索の姿勢を指すこともある。「五里霧中(ごりむちゅう)」も類似した状況を表すが、こちらは方向性が全く見えない混乱状態に近く、暗中模索はより積極的な探索の意味合いが強い点で異なる。
絶体絶命
ぜったいぜつめい
どこにも逃げ場がなく、手も足も出ない窮地に追い込まれた状態。日常会話では軽い場面にも誇張して使われる。
目がない
めがない
そのものが大好きで夢中であること。好きでたまらないこと。
前後不覚
ぜんごふかく
前後の区別がつかなくなるほど、正常な判断力を失うこと。意識が朦朧とすること。
切羽詰まる
せっぱつまる
事態が差し迫って、どうにもならなくなること。追い詰められること。
井の中の蛙大海を知らず
いのなかのかわずたいかいをしらず
狭い世界にいて、広い世界のことを知らないこと。見聞が狭いことのたとえ。
四面楚歌
しめんそか
周囲をすべて敵に囲まれ、孤立無援の状態であること。味方が誰もいない、完全に追い詰められた状況を指す。ビジネスや政治の場では、反対者や批判者に四方から囲まれた状態の比喩として使われる。支持者が誰もいなくなった窮地を表すほか、自分の意見や立場が全方向から否定され、身の置き場がなくなった状況にも用いられる。
杞憂
きゆう
心配する必要がないと判断できることを、あれこれ心配する取り越し苦労のこと。中心にあるのは、単に不安を感じることではなく、心配の根拠が乏しいか、心配する理由がなかったと分かることである。だから、まだ安全確認が済んでいない事柄や、備えを要する具体的な危険を、根拠を確かめずに「杞憂」と片付けるのは合わない。事態が落ち着いた後には、「杞憂に終わった」「心配は杞憂だった」と振り返る形でもよく使う。日常の軽い心配なら「取り越し苦労」、起こる可能性を慎重に述べるなら「懸念」と使い分けたい。人の心配を一言で退けるより、何が確認できたら安心できるかを確かめるほうが、この語の重さを誤らない。