言葉辞典
四字熟語

三日坊主

みっかぼうず

四字熟語の意味

始めたことにすぐ飽きて長続きしないこと。また、そのような人をいう。日記や運動、勉強などを始めても早くやめてしまう場面に使う。「三日」は厳密な三日間ではなく、短く続かないことを強調する言い方。人をからかうほか、自分の飽きっぽさを少し自嘲して言うこともある。「石の上にも三年」や「継続は力なり」とは、続かなかった結果と継続の違いを表す。

由来・語源

辞書は、出家しても修行に三日と耐えられず寺を出る僧をたとえにした説明を載せる。『精選版日本国語大辞典』は『崑山集』(1651)の用例を挙げるが、これは語の使用例であって、ことわざがその年に生まれた証拠ではない。僧の説明は辞書が示す比喩として記し、実在の人物や修行の決まりとしては断定しない。

用例

  • “陶芸教室に通い始めた兄は、三日坊主と言われないよう土曜の予定を空けている。”
  • “新しい整理ルールを掲げた部長は、三日坊主で元のやり方に戻った。”
  • “道具を買っただけで三日坊主にならないよう、姉は先に体験会へ申し込んだ。”
  • “子どもに「また三日坊主?」と聞かれ、父は今度こそ庭の巣箱を作り終えると言った。”
  • “三日坊主の私が、今年は地域の合唱団で舞台に立つまで続けられた。”

対義の四字熟語

石の上にも三年継続は力なり

英語訳

A quitter; someone who gives up quickly; a short-lived attempt.

使うシーン

習慣学習性格日常会話

参考文献

このページで確認した資料

意味・由来の記述は、次の資料を照合して編集しています。

編集の基本参考文献

  • 新村出 編『広辞苑 第七版』岩波書店, 2018年
  • 松村明 編『大辞林 第四版』三省堂, 2019年
  • 三省堂編修所 編『新明解四字熟語辞典 第二版』三省堂, 2020年

四字熟語をもっと調べたい方へ

PR

※ このボックスのリンクにはアフィリエイト広告が含まれます

関連する四字熟語

ことわざ

石の上にも三年

いしのうえにもさんねん

冷たい石の上でも長く座り続ければ温かくなる、というたとえから、最初は苦しく手応えがなくても、有益だと判断したことを粘り強く続ければ力や成果につながることをいう。新しい技能の習得や、環境に慣れるまでの努力を励ます場面で使う。三年という数字を文字どおりの期限とする言葉ではない。また、心身を傷つける環境まで耐え続けることを勧める意味でもない。

四字熟語

一朝一夕

いっちょういっせき

一日の朝と夕ほどの短い時間、ほんのわずかな期間をいう。「一朝一夕にはできない」のように否定を伴い、短期間では実現できないことを表す用法が多い。技術を身につけることや信頼を築くことなど、時間をかけて積み重ねる必要があるものについて使う。ここでの「一朝」「一夕」は、文字どおり一度の朝夕を数えるのではなく、短さを表す。

ことわざ

継続は力なり

けいぞくはちからなり

何事も根気強く続ければ、やがて力や成果につながるということ。小さな努力も積み重ねることが大切だという教え。

ことわざ

七転び八起き

ななころびやおき

何度失敗してもその都度立ち上がって努力すること。転んでも転んでも起き上がる不屈の精神を表す。失敗や挫折を繰り返しながらも諦めずに前進し続ける姿勢を称える表現。挫折した人を励ます言葉、あるいは自分自身の意志を確かめる言葉として使われる。「七転八起(しちてんはっき)」とも書き、だるまの起き上がり小法師がこの精神を象徴する。

故事成語

朝三暮四

ちょうさんぼし

目先の違いにこだわって、結果が同じであることに気づかないこと。また、言葉巧みに人を騙すこと。

故事成語

韋編三絶

いへんさんぜつ

書物を繰り返し熱心に読むこと。何度も読み返すほど本への情熱が深いことを指す。

四字熟語

優柔不断

ゆうじゅうふだん

ぐずぐずとして決断力に欠けること。「優柔」は気が弱く柔らかい性格を、「不断」は決断できないことを指す。性格的な特徴として用いられることが多く、批判的なニュアンスを帯びる。重要な局面で決断を先延ばしにする傾向を表す言葉。リーダーや上司に用いると批判的なニュアンスが強くなるため、使う場面と相手関係には注意が必要。反省や自省の文脈でも「自分の優柔不断を克服する」という形で使われる。

ことわざ

早起きは三文の徳

はやおきはさんもんのとく

早起きをすると何かしらよいことがあるということ。

運営: テックジョイント株式会社 | サイトについて | プライバシーポリシー